
©︎BS12 トゥエルビ
「はだしのゲンはまだ怒っている」
まずは、渡辺久仁子さんの前半の御案内はおさえていて、とても素晴らしかったですね。
そこだけという編集もとても良いと思いました。
よくぞ作り、よくぞ公開にこぎつけました。
たいしたものです。
日本と中国がにらみあっているなか、台湾問題やその他の国の紛争の真っ只中で、この作品を作り、公開するという努力は、決断は、誰でもができるわけではありません。
日本は、どんどん戦争に巻き込まれているように感じられている人は多いでしょう。
ちゃんと、ゲンのお母さんが赤ちゃんを産むとき、食べるものが無く、近所の家の鯉を盗む場面をきっちりと入れて、どう思われます皆さんは?と問いかけてますね。
個人的には、あそこの場面をカットする、よその家の鯉を盗んでゲンの母親の食料にするところです。
現代、今ならば、いけないことで通るかも知れませんが、原爆が落ち焼け野原になり、それぞれの家も火事になっている非常時―
そこをカットしろいう声があがり、それに対して、食べるものが何もないときに、広島県及び教育関係者はけしからん、となっているのは疑問ですね。
後半、年配の方がぽろりと言われた「結局、日本はアメリカにハメられたんじゃ」という言葉が胸をつきさします。
それで合点がいった感じがしました。
真珠湾攻撃の宣戦布告が遅れたことが、長い間情けなくなって思っていましたが、
暗号解読のすぐれたアメリカには、事前に知っていたルーズベルト大統領が、真珠湾奇襲攻撃を、ハワイのアメリカ軍を見殺しにしてでも「リメンバー・パール・ハーバー」(真珠湾攻撃を忘れるな)という、日本に対して戦意を高揚させる作戦だったのかも知れません。
「ゴッド・ファーザー」にちらりと、アメリカが日本に石油を売らなくなってきたから日本が追い詰められたというくだりが一瞬でてきますが―。
その前に日中戦争をやめろと言われて、軍備も食料も石油もない日本の軍部が進攻していってますからね。
「リメンバー・パール・ハーバー」を合言葉に、(真珠湾奇襲攻撃)にして、アメリカ人の日本への戦意をあげさせる作戦だったのですね。
その作戦も、事前に知っていたルーズベルト大統領は、たくさんのアメリカ軍を見殺しにしてでも、大きな作戦を考えていたのですね。
というようなことを発言された方の意見は、的を得ているかも知れません。
私は、すべて合点がいきましたね。
いや、いったような気がしてきましたね。
勝つためには犠牲が必要だ、戦争は「国力全体」でやるものなのですね。
つまり、犠牲をいくつか作って、それはやむなしと考え、大きな作戦を遂行しているわけですね。
スパイ戦ですね。
「大国」とは、そういうことが重要な計算なんですね。
どんな犠牲をしいても、原子爆弾をつくれ!!ということなのですね。
ウクライナとソ連の問題もなかなか解決しません。
そんな中で、ウクライナ出身の相撲力士の安青錦(あおにしき)が、この2週間の大相撲を大いに盛り上げてくれましたね。
横綱の大の里の左肩脱臼で千秋楽が休場となり、横綱の豊昇龍との誰もが予想もしない優勝決定戦になり、なんと安青錦が勝つ、という千秋楽にファンならずとも拍手喝采となったのです。
まだ21歳の新人。ウクライナ出身というこもあり、当初より人気、注目がありましたね。
2023年が初土俵で、ウクライナの国旗や自身の目の色からの力士名。
日本語も話せて、ストイックでマナーが良いので応援者が多いでしょう。
2022年ロシアのウクライナ侵攻が始まったため、戦火を逃れて日本へ。
戦争によって、そういう人もあるのです―。
多くの方に見ていただきたい作品です。
企画・監督・編集 込山正徳
2025年 日本映画 1時間30分
追記
安青錦(あおにしき)のエピソードをひとつ忘れていました。
好きな歌を聞かれて、河島英五の「時代おくれ」と答えていたのを、書き忘れていました。
21歳の青年はすごい感覚ですね。すごいですね。渋いですね。
恐縮な話しですが、まだ、タカノ橋サロンシネマがあった頃、
「時代おくれの映画館」という題で中国新聞の緑地帯というコーナーに小文を書かせていただきました。
まぁ、これはいらないことですが、「時代おくれ」に反応したものですから。)
失礼致ししました。

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