
「ダイアン・キートンさんの訃報に接して」
お忙しい中、天候不順の中、いつもサロンシネマと八丁座にお越しいただき誠に有難うございます。
またしても訃報のお知らせです。残念です。淋しいです。
「アニー・ホール」や「ゴッドファーザー」シリーズをはじめ幅広い役柄で多くの人に人気があったダイアン・キートンさんが、現地時間11日にカリフォルニアで亡くなられました。79歳でした。
ウディ・アレン監督のミューズとして約5年の交際を終えた後も、「アニー・ホール」(1977年)、「インテリア」(1978年)、「マンハッタン」(1979年)、「ラジオ・デイズ」(1987年)など、アレン監督作に出演。
男女の出会いから別れまでを、それぞれの視点からシニカルに、かつ笑いあふれる描いた「アニー・ホール」では、タイトルロールを演じて見事アカデミー賞主演女優賞に輝いています。
その後も「レッズ」(1981年)、「マイ・ルーム」(1996年)、「恋愛適齢期」(2003年)でアカデミー主演女優賞にノミネートされています。
「ゴッドファーザー」シリーズ(1972年~1990年)では、マイケル・コルレオーネ(アル・パチーノさん)の妻を好演しています。
ウディ・アレン監督、アル・パチーノさん、ウォーレン・ベイティ監督らと交際してきたダイアンさんですが、生涯結婚はしなかったのです。
50代になってから養子に取った2人の子ども、娘さんと息子さんがいるそうです。
個人的な想い出として、「ボギー!俺も男だ」のとき、演技中の笑いがウディ・アレンのおかしさに本気で笑っている場面があり、それがまたいい感じで忘れられません。
その頃のウディ・アレンさんとのコンビの良さもうかがえるものです。
「プレイ・イット・アゲイン・サム」という原題は「カサブランカ」のパロディで、主演のハンフリー・ボガードさんのニックネーム・ボギーをつかった「ボギー!俺も男だ」とは、よくも付けたタイトルでおかしい限りです。
物語もパロディにしているところが笑わせました。
けっこうファンのいる女優さんでした。
お悔やみ申し上げます。






















































































































































































































