「『シネマッド』中野良彦さん」
大変遅くなり申し訳ございません。
旧年中はたくさんお越しいただき、誠に有難うございました。
本年も相変わらずどうかよろしくお願い申し上げます。
年末に訃報が入って、かなり驚いています。
ある年齢の方以上は御存知かと思いますが、広島の映画を中心にしたレジャー誌「映画手帖」
(編集発行人の久村敬夫さんが昭和44年に発行されています)
を引き継いだ、副編集長としてやられていた中野良彦さんが、
12月20日に虚血性心疾患のため自宅で亡くなられています。
連絡がとれないので行ってみたら亡くなられていたそうです。
メジャーな有名作を見る気力がなくなっていたのを気にしたものです。
「おかげさまで通巻200号!」(2020年2月1日発行)とあり、
あれから16年半もほぼお一人で編集されていました。
でも、有名スターへのインタビュー、旅のルポなど夢のような時間も過ごされていますね。
「創刊20周年まで頑張りたいので、老骨密度と気力、体力、財力を鍛えなくては…」と、最後の編集後記で書かれました。
今年は、映画製作の話しもちらほら聞いていましただけに、残念だったでしょう。
しかし、そういう企画の中心におられたのは、何より誰よりしあわせなことです。
ぼくなど、一度もないですから―。
まるで、宮沢賢治のような人でした。
謹んでお悔やみを申し上げます。