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©︎講談社2018
「東京裁判 4Kデジタルリマスター版」
ここ3、4年前くらいから、上映をしなくちゃならないと思っていたのが、「東京裁判」です。
東京ほか、ミニ・シアター系でも好評であるうさわも入っていたし、しかし、いかんせん4時間37分の長編ドキュメンタリー。
それが理由だけでもないのだが、世界中の戦火、差別、断絶を思うに、今年は上映せんといかんということです。
1989年1月7日に昭和天皇が崩御された。
そして、1989年1月28日(土)、2月4日(土)、2月11日(土)(建国記念日)、3日間の上映をした。
古巣のタカノ橋サロンシネマである。
前代未聞の超満員で、補助椅子はもちろんうまり、座席後部の通路は立ち見でいっぱい。
4時間37分(もちろん休憩あり)、をじっと凝視していた。
日本の野望と、その転落を気づく者はいたが、大本営の狂気の前に、惜しい命を捨てた人が可哀想で仕方がない。
現在の政治、大企業との関係もあの頃とそっくりだ。
アメリカの大きな傘のもと、どこへ向かっていっているのだろう。
少しは、たまには、しらじらしい日本のことを考えてみたい。
このアメリカが撮影していた膨大なフィルム(50万フィート)を小林正樹監督が編集。
1984年キネマ旬報ベスト・テン第4位
ナレーター 佐藤慶 277分(途中休憩あり) モノクロ・スタンダード
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