
©︎東映
「吉原炎上」
びっくり驚天のNHK大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」は、予想通り賛否両論で盛り上がっていて、さらにすごいのが関連本がたくさん本屋さんにならんで驚きます。
題名通り、娼婦の町の吉原を舞台に、そこで生きた男女の話しを描いています。
珍しく、この大河ドラマをつづけて見ているのは、なぜにNHK大河ドラマが吉原の話しなのかでした。
多くの意見が多分、出ているのでしょう。
タッチと方向性も変わっていき、江戸のエンターテイメントとしてのお仕事映画に変化させていますね。
ポップアート、ドラマに仕上げて、ファミリーで見ても、おかしくない感じではありますが―。
さて、本作は題名の魅力もあって当時は大ヒットしています。
今年、どれくらいの映画館で上映したでしょうか―。
吉原のセットが素晴らしく(西岡善信の美術の凄さ)、さすが東映京都での製作です。
主演・名取裕子、かたせ梨乃など。
のちに、舞台化、テレビ化もされています。
これも驚きます。
音楽は、軽快な舞台の拍子木を出だしでいれる佐藤勝のアイディアが、スタートからわくわくさせます。
当時、ヒットしていますが、このたびはどうでしょうか。
セットほか、映画会社の心意気がシビレます。
1987年 日本映画(東映京都) 2時間13分
なんとフィルムでの上映になります。貴重なことです。

©︎東映