
©︎ 黒柳徹子/2023映画「窓ぎわのトットちゃん」製作委員会
映画 窓ぎわのトットちゃん
この映画は、とてもさわやかな、やさしい温かい作品です。
老若男女を問わず、是非この映画の愛にふれてみて下さい。
時代を超えて読み継がれる2500万部突破の児童文学が、なんと、初の「映画化」です。シネマスコープです。
世界35ヶ国でも翻訳され、「映画化」や「舞台化」などのオファーは、何度も何度もあったそうですが、これは本のままでいいと黒柳徹子さんはすべて断られていたそうです。
本が出て42年目になります。
そうして時が流れ、世界中がきなくさくなり、大きな戦争もおこりだし、映画化を決定されたそうです。
映画は世界中のどこでも、上映されますからね。
なんと、製作期間に7年もかかったそうです。
ましてや、世界中が混迷しているこのタイミングも、そのほかの反戦映画に続いて、すごいタイミングです。
トットちゃんは、黒柳徹子さんのことでして、トットちゃんは、愛称です。
一番有名なトットちゃんのエピソードは、落ち着きがないということを理由に、小学校を退学になるのです。
新しく通うことになった学校・トモエ学園では電車が教室の一風変わった学園で、なんでも話を聞いてくれる校長先生に出会い、明るい愉快な日々がおくれだしていくのです。
窓ぎわ、というのはトットちゃんが窓ぎわに居て、チンドン屋さんが来ると窓ぎわに立ち上がり、チンドン屋さんを呼びこみ、おしゃべりをする、ところからきているようですね。
おもしろいですね。
トットちゃんのお父さんはバイオリニストです。
軍部から軍歌の演奏会を依頼されますが、断りますからね。筋金入りです。
日本でテレビ放送を開始した初日からテレビ出演を続ける(1953年)日本史上最初のテレビ女優なのです。黒柳徹子さんは。
失礼ながら、おんとし90歳なのですが、まるでそう見えません。
数々、名番組に出演されてますが、とくに、「徹子の部屋」ではゲストのエピソードをきちんと資料にされ質問されていることですね。
前回出演された録画も使用されたりして、記憶力も相当なものです。
黒柳徹子さんの最初のテレビ番組出演は、「東京ブギウギ」を当時の笠置シヅ子さんが歌う、後ろを通る娘の役(やく)つまりエキストラとしての出演でした。
賞や記録は、書ききれないほど多大で、ぼくはチャップリン的天才ぶりを感じますね。
この映画が、まず、日本で大ヒットして欲しいですね。
広い心を、持つために。
原作「窓ぎわのトットちゃん」黒柳徹子さん
すでに「続 窓ぎわのトットちゃん」がベストセラーズ・ランキング8位に。
監督・脚本 八鍬新之介さん
2023年 日本映画 1時間54分 シネマスコープ

©︎ 黒柳徹子/2023映画「窓ぎわのトットちゃん」製作委員会