
©︎2024 Searchlight Pictures.
「名もなき者 A COMPLETE UNKNOWN」
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アカデミー賞の結果です。
「ANORA アノーラ」が、作品賞を含む最多5部門を受賞し、会場はアノーラ・フィーバーといった感じでした。
昨年のカンヌ映画祭でも最高賞パルムドールを受賞しています。
ベネチア映画祭では、「ブルータリスト」が監督賞を受賞、アカデミー賞では3部門を受賞し、ヨーロッパの映画祭で高評価を受けた<インディーズ2作品>が注目されました。
「ANORA アノーラ」のショーン・ベイカー監督が「映画館の閉館が相次ぎ、皆さん映画館で映画を是非、見て下さい」と熱弁。映画館愛あふれるスピーチが会場の拍手を呼びました。
日本のミニ・シアター系も同様で、現在、八丁座の空調工事で御迷惑をおかけしていますが、これもお客様に快適に映画をご覧頂きたいからです。費用も休館も痛いのですがそれで頑張りたいと思います。
「名もなき者 A COMPLETE UNKNOWN」は当館上映もありますが、ティモシー・シャラメの作品は「君の名前で僕を呼んで」(2017年)、「ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語」(2019年)と、けっこう上映しているのでとても親近感があります。
授賞式では脇役に徹しているようにみえました。
舞台一番前の右端っこで、あえて選んだ黄色のダブルのスーツ。シャツも黄色で、黒スーツが男性はほとんどなので、結果とても見栄えが良かったですね。
隣にいた女性は誰でしょう?しっかり二人、手をにぎり合ってましたね。
コロナ禍があり、結果5年かけてボブ・ディランになっていました。これが凄いです。
主演男優賞をとってくれるかと思っていましたが、彼にはまた次回作でという意味あいもあるかもです。
昔からボブ・ディランがかぶっている帽子を探しているのですが、似たものもあるのですが少し違ってますね。ますます欲しくなりました。
それにしましても、ノーベル文学賞を受けているという歌詞が強烈ですね。アメリカそのものを訴えています。
必見の1本です。老いも若きも是非ご覧下さいませ。
「風に吹かれて」という店の名前が全国でどれほどあるでしょう。日本でも人気絶大です。
ボブ・ディランの才能をいち早く知り、サポートするピート・シーガー役のエドワード・ノートンが、文字通り助演に徹して観客の共感を得ます。
これまでの出演作もいいのですが、観客が彼の気持ちと同調するほどの素晴らしい演技です。
改めて、是非是非、ご覧下さいませ。
2024年 アメリカ映画 2時間20分 カラー シネスコ

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